- けいせい
- I
けいせい【傾城・契情】(1)〔漢書(外戚伝)「一顧傾人城, 再顧傾人国」から。 君主がその色香に迷って城や国を滅ぼす, の意〕美人。 美女。
「矢おもてにすすんで~を御らんぜば/平家 11」
(2)遊女。 近世には太夫・天神などの高級な遊女をさす。~に誠(マコト)なし遊女が誠意をもって客に接することはない。II「~と世の人の申せども/浄瑠璃・冥途の飛脚(中)」
けいせい【傾性】植物の屈曲運動の一。 外からの刺激を受けた器官が, 刺激の方向には関係なく, 一定の方向に曲がる性質。 傾触性・傾光性など。→ 屈性IIIけいせい【刑政】(1)刑罰と政治。(2)罪人を刑する法。IVけいせい【形勢】情勢。 なりゆき。 様子。 また, 勢力の優劣の状態。V「どうも~は不利だ」「~が逆転する」
けいせい【形声】漢字の六書(リクシヨ)の一。 音を表す字と意味を表す字を合わせて一字を作る法。 「河」「鳩」「問」「婆」の類。 諧声(カイセイ)。 象声。VIけいせい【形成】整ったものにつくり上げること。 形づくること。VII「一家を~する」「人格の~」「~力」
けいせい【景星】めでたいことのきざしとしてあらわれる星。 瑞星(ズイセイ)。VIIIけいせい【渓声・谿声】谷川のせせらぎ。 渓流の水音。IXけいせい【経世】世を治めること。Xけいせい【警世】世間の人に警告すること。XI「~家」「~の一文をものする」
けいせい【警醒】(1)注意を喚起し, 迷いをさますこと。(2)眠りをさますこと。XIIけいせい【鶏声】ニワトリの鳴き声。 鶏鳴。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.